今月から例会報告を、一つ一つ独立した形で作成していこうと考えました。グーグルさんの評価がどのように変わるかも含めての実験です。
読みにくい、探しにくくなればまた考えます。
それでは2019年(平成31年)3月例会報告に進みましょう。
2019年(平成31年)「致知」4月号 特集「運と徳」読後感
大阪木鶏クラブ3月例会は、15日(金)中之島「中央公会堂」にて開催されました。寺尾代表世話人の挨拶の後、松岡照子先生の「大学」古典講義に移りました(「大学」古典講義Ⅹ)。
その後の「致知」4月号読後感では次のような感想や、一ヶ月の出来事、学んだことなどが語られました。
M氏 「いかに運命を開くか」「摩すれど磷がず」から
五木氏と横田南嶺氏の対談中の「努力はウソをつく、でも無駄にはならない」という羽生結弦氏の言葉に、勝負の世界で結果を出す人間の心情が伝わり、自分の日常はどうだろう?と襟を正す思いになった、と発表されました。
また「摩すれど磷がず」から、隈氏の先生の師匠である丹下健三氏の言葉「才能はある意味、どうでもいいんだ。どこまで粘れるかだけだ」という表現に、「粘り」という観点から、最近の自己の生活などを見直すきっかけとなった、と語られました。
Tさん 「運と徳」・人のために、という視点
歯医者に行ったときに、待合室で「本田宗一郎の生き方」という本があり読んでいた。お医者さんにあの本は先生が読まれたのですか?、と問うと「そうですよ。私が読んだ本を待合室においているんです」とお答えになった。「無から有を作り上げた人の話を読むのが好きなんです」というと、先生も「私もそうです」とお答えになった。その一言でこの先生が好きになり、今まで読んだ本や、考え方について意見交換をすることができた。
その歯医者では先生だけがそのような思想に共鳴されているのではなく、歯科衛生士さんや受付の方、事務方のみなさんも素敵な雰囲気を醸し出しておられ、病院全体が非常に落ち着いたくつろぎやすい「場」になっていたと発表されました。
何も新築のきらびやかな場所ではないのだけれど、すべての雰囲気が素敵であったことに感激を覚えた。
今号の特集「運と徳」につながる、「人のために」という大切な心持ちに気づき、視野を広げるのに非常に役に立った、と「まだ悟りをひらくのははやいですけれど」と語られ、会員に笑顔をもたらしていただきました。
Sさん 北尾吉孝氏・高橋亜美女史
北尾氏の安岡教学に学んだことから、「運」というものは単なる偶然ではなく、「善因」が在るのだということを知り、その点を意識するようになった。
「運と徳」という特集から、すこし距離があるような家庭に生まれた子どもたちのケアをしている、「ゆずりは」所長・高橋亜美女史の活動からは、現在の社会で先行している「こうあるべき論」についての疑問について賛同の意見を述べられました。
私もこの活動記録から述べると、子どもたちが失敗したときや、間違えたときにも「大丈夫なんだ」、と受け止めることができる場所を提供することは、今の時代貴重な存在だと確信しました。そして、「自分を大事にする」ことの大切さに気づかれている点に、頗る感激を覚えました。すべてはそこからだと考えます。こう言うと「利己主義」だという意見もあるかと思いますが、そのような視野狭窄的観点から述べられていないことは、大阪木鶏クラブ会員ならびに「致知」読者ならお分かりでしょう。
T女史 父・平澤興が遺してくれたもの
平澤興先生がご息女に伝えられた「徳」について、感激とともに語られました。療養中に両親に出した手紙と、平澤先生の返答。「失敗によって人生の幅と深さが分かれば、もはやその人にはその失敗は失敗ではないのだ」。素晴らしいではありませんか!
また、20歳の頃に書かれた「座右之銘」についても紹介され、大言壮語するのでなく、一つ一つ歩み進むことの尊さを紹介されました。
いやいや平澤興先生ファンが多いことがわかって非常に盛り上がりました。わたしも約二十年以上前に読んで「魂がバイブレイト」した記憶があります。
東京へ単身赴任中の大阪木鶏クラブ会員T氏
どこにいても近くの「木鶏クラブ」に参加して、一ヶ月の心の垢を落とす機会に恵まれることは、本当に幸福なことですよね!
オリンピック後に帰阪されることをお待ちしています!
まとめ 月刊誌「致知」愛読者の会
自分が読んでもなかなかわからなかったところや、感じなかった感情が他の会員の発表から学ぶことができるのもこの読書会のいいところですね。
すべての会員の発表を載せられていません、、。聞き取りながら追記していきます。
エミリー・ブラントのMary Poppins Returnsより「中身が大事!」
ひっさしぶりに映画館で映画を見てきました。子供用のミュージカル映画と侮るなかれ!大人が見ても数々のヒントに満ち溢れた素晴らしい映画でした!
幼いころにジュリー・アンドリュース版を楽しまれた世代も、そうでない世代も一緒に楽しめる作品です。
真っ暗闇のときには「小さな灯をともそう!」や中身が大切と歌った「a cover is not the book」などためになる歌の数々を、エミリー・ブラントの少し不機嫌なそれでいて愛らしいメリー・ポピンズで楽しんでください。
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