月刊誌「致知」読者会大阪木鶏クラブの例会報告です。
大阪木鶏クラブ通信(令和二年八月度)
令和二年八月度例会は二十一日(金)、中之島中央公会堂にて総勢九名にて開催されました。今回は、会員からの近況報告や致知九月号の感想等フリートーク形式で行いました。
(記・松本 光雄)
幼少期から現在に至る人生回顧で、苦難の中学時代に観た満天の夜空、いつか自分も星の出口に出会えるはずだと思い続け七転八起の話。転勤しながら各地の木鶏クラブに参加し刺激を受けて励みになった話。コロナ禍の大学生の就職活動のしわ寄せ、高校生の受験に向け親子の会話で見えた光。最近の若いアルバイト員達の気配を読む力の欠如にどう対処したらいいかの奮闘記。若い時代の判断と年老いてからの判断する範囲の違い、若い世代への教え方(アメとムチ)の話。等々各自の思いや近況報告で親近感とチーム感が醸成された時間となり参加者全員が、「木鶏クラブ」という機会が作ってくれたご縁に感謝したいとの感想で閉会することができました。
致知9月号 特集「人間を磨く」印象に残った記事など
命が輝く介護事業を届けたい p100 植木理美 ウェルビス悠愛 社長
個人的に9月号で印象に残った記事は、p100の介護事業を護るために多角経営をされている植木理美(ウェルビス悠愛社長)の半生です。
母親の急な病の発症。そこから始まった介護生活。祖父が幼い妹をみて、小学生の自分が母の介護をする日常の繰り返し。そんな状況を恨むことなく、高校も卒業された努力の人の半生でした。
簡単に「すごいですね」、といってしまいがちですが、今現在を笑顔で満たし過ごされているのは、かなりの葛藤を乗り越えてこられた証左だと感じました。
親が亡くなってから真の親孝行が始まる、との菩提寺の住職の言葉に反応されたのは、非常にレベルの高い魂だな、と尊敬します。
また「明日が来なかった」人々のことも書かれていました。
個人的なことですが、妹に「また明日(こどもを)連れてくるね」と言って、その日の晩に亡くなったことを考えると、なぜすぐに連れて行って会わしてやらなかったんだろうと、考えてしまう自分がいます。
だからこそ、「あしたがあるさ」と思いながら「今日しかない」と思って生きること、とわかり易い表現で大切なことを語られている姿に共感を覚えました。
コメント