2021年2月 大阪木鶏クラブ例会は、ZOOMを使用しての開催となりました。
中之島「中央公会堂」での開催とならなかったのは残念ですが、このコロナ禍では「一人ひとりの意識」こそが重要との意識を忘れることなく、例会を開催しました。
大阪木鶏クラブ通信(令和三年二月度)
記・松本 光雄
令和三年二月度例会は十九日(金)、オンライン(ズーム)会議にて開催されました。
致知三月号「名作に心を洗う」について感想と最近の状況についてフリートークを行いました。総リードの、川辺清氏と塩見志満子さんの記事に感動し、自分なら耐えられるか?と自問自答する内容であり凄さを感じた事や、ドラッガーの教えの記事は、コロナ禍の今とアフターコロナのこれからの時代に必要な考えでヒントになる。との感想がありました。
フリートークでは、最近の政治家達の素行の質低下・倫理観の無さに危惧している事、ズーム会議の使い方になれてきた事と健康に気を使っている内容の披露がありました。徐々にズーム会議の違和感がなくなり画面を通じてそれぞれ個性も感じられ会話が弾みました。希望をもって、自分が今できる事に真直ぐ取組んで行く事を改めて感じた時間となりました。
2021年致知3月号 名作に心を洗う
毎号読み応えがあるのですが、今号も全ての記事が光って見えました。
今まで気づかなかった読み方や、視点を学べて非常にためになりました。
最初の特集ページから
寺尾会長の発表では、川辺清氏の幼少期の出来事をバネにして今日を築かれたその心意気に対して、深い感動を吐露されました。
「あんな男に負けてたまるか。俺は絶対あの男の上に行ってやる。そしてお母ちゃんを楽さしたる。」この一言に胸が熱くなった、と感想が上がりました。
同じページの塩見志満子さんの、お子さんを亡くされたあとの行動にも感想がありました。
訴えて戦うことよりも、許すことを選択された。なかなかできることではありません。私ならできないでしょう。
しかし、その選択をされたことによって、30年後の今も、友人たちが毎年墓参りをしてくれて、墓石を磨いてくれる、、、。
あのとき訴えていたなら、こんなに心優しい人間は育たなかった、と述べておられます。
非常に難しい選択だな、と感じました。
名作が子供の心を育てる p52
正かな正漢字での記事。幼少期の読書体験について深い考察でした。
特に平泉澄先生の「少年日本史」を勧められていた事が目を引きました。
これを中高生の時期に読んでおれば、歴史の授業もまた面白く感じられたでしょう。
活字に触れることで、語彙が増え、共同体意識が育ち、広い視野を持てる。
デジタル化にしても悪い影響だけでなく、「和魂電才」という言葉で共存する必要を述べられていました。大賛成ですね。
和本を読もうにも、くずし字が読めないわけですから、そこはデジタル処理の技術に助けてもらえばいいわけですよね。
I added a few functions. The app can transcribe Kuzushiji on image from camera or gallery. If you press on kanji, it will show dictionary, but for hiragana, it will show Kana variants and Jibo. I also added text output so you can edit, copy or paste the text inside the app. pic.twitter.com/ineJN70qrz
— tkasasagi🐻@バリキャリ熊 (@tkasasagi) March 14, 2021
まとめにかえて
ZOOMでの開催となった例会ですが、月に一度見慣れた顔を見ながらの話はやはり楽しいものです。4月以降は中央公会堂で開催できそうですが、マスク着用はもちろんコロナ対策をした上で集まりましょう。
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