致知愛読者の会、大阪木鶏クラブ3月例回はコロナ禍で大事を取ってZOOMでの開催となりました。4月からは中央公会堂で開催できることを期待しています。
三月例会は十二日(金)、オンラインZOOM会議にて開催されました。
沖 喜郎
三月号「稲盛和夫に学ぶ人間学」の読後感想について発表しあって、いまさらながら稲盛氏の偉大さと、学ぶことの多さを共有しました。
参加者より「彩五秀雲鮮」というめでたい雲を見たというお話がありました。「懐風藻」という日本最古の漢詩集に出てくるそうです。その後良い事があったそうで、あやかりたいものです。
また、東北の震災の折に学校に「君たちは偉大だ」という本を送るという話があり、大阪木鶏会からもその資金援助したところ、学生達からお礼の文集が届き、そこには、本を読んで希望が出たというようなことが書かれていたそうです。
それから、致知のご縁で、刑務所に服役されている方と二年間にわたって、手紙を交わされたとのお話もありました。
先輩の方々の今までの活動の一端に触れて、大阪木鶏会の歴史と素晴らしさを感じました。
稲盛哲学を実践しておられる方々の人生 致知2021年4月号
いやはや、読み応えがありすぎて消化しきれない自分がいます。
それはもうしょうがないですね。
片言隻語から日常の中に落とし込んでいければと考えました。しかし、錚々たる方々ばかりでしたね。その中から印象に残った言葉を紹介します。
日本電産会長永守重信氏 p24-
尊敬する人物に近づこう、これは誰もが持つ心境だと思います。
おそらく大抵の人が、その尊敬する人物の真似をすることで満足してしまいがちなんじゃないかと考えます。
しかし、永守会長は学ぶだけじゃあ超えることはできない、と喝破されました。
教わるんじゃなくて、まず真似て、その上を行く。塾に入って教わるだけじゃ、とても稲森さんを抜くことなんかできません。
致知2021年4月号 p26 二段目
困難についての考察もなるほどな、と頷きました。
だけど、困難から逃げたらだめ。私はこれまで「困難は必ず解決策を連れてくる」とどこまでも信じて困難にぶつかってきました。
致知2021年4月号 p28 二段目
山中伸弥 京都大学ips細胞研究財団理事長
一番強烈な印象に残った言葉がありました。
よく人生をマラソンに例えながら話をされますが、ここでも山中教授が稲盛氏に研究開発についてマラソンに例えながらわかりやすく話されました。
通常なら、なるほどね、といって話が進むのかと思いきや、稲盛氏は次のように答えられます。
僕は違う。いつも全力疾走だ。
致知2021年4月号 p50 3段目
この言葉を聞いて驚きました。マラソンを全力疾走??と。
もちろん心構えを説かれるわけですが、走りきれなくても最初の数キロは一流選手に伍して行こうという気持ちで行かないと、素人がプロに勝つことなど不可能だと語られます。
思わずうなりました。約めて言えば、同じ土俵上に上がったからには、相手が横綱であろうと最初から負ける気持ちでは話にならないと言うことと理解しました。
長渕剛 誰かのためと思った時、自分の限界を超えられる。 p52
今回読み進めていくうちに、驚いたのが長渕剛氏の記事を見つけたときです。
鹿児島出身だからかな、思いましたが実際に稲盛名誉会長との語らいや間柄を読んでいくうちに、単なる上辺の付き合いでないことがわかりました。
私が中学生の頃、ドラマ「家族ゲーム」を見ていて、なんとも気持ちのいいお兄ちゃんという印象がありました。そこから、少し雰囲気が変わった時期もありましたが、根っこは変わらず「長渕剛」のママであることがわかりました。
「人のために生きろ」
との言葉を自分の中に大切に育てられ、実際に松島基地に赴いて歌で勇気づけられた。すばらしい繋がりだと感激しました。
気張いやんせ
「前つんのめりで生きていこや」の歌詞があります。
名曲が数ある中で、ファンなら誰もが歌える「夏祭り」3フィンガー練習した人も多いでしょうね。
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