月刊誌「致知」 読書会 大阪木鶏クラブ 2017年10月例会は特別研修会として、
和歌山県有田郡有田川町「遠井研修センター」
での、「第38回 金蘭研修会」に参加させていただきました。
平成27年(2015年)特別研修会
旧庄屋宅を改築された、囲炉裏やおくどさんのある昔懐かしい日本の原風景がそこにありました。
13時30分より孔子像の前にて、論語の奉唱が立木寅雄先生のもと行われました。
孔子像の両横にある石碑は孔子直系子孫の筆によるもので、日本ではここ金蘭の家にのみ存在します。
その後、2階に移り13時45分より開講挨拶が、
特定非営利活動法人 論語普及会 会長(当時) 村下好伴先生によりなされました。
「韓非子」に学ぶ人間学の講義
14時00分からは、
箕面・学問の道「時習堂」館長
北山顕一先生による ~「韓非子」に学ぶ人間学~の講義が行われました。
「性悪説」を様々な例え話を通して、人間の感情の移り変わりや深層心理などへの考察のヒントがちりばめられていました。
また吉田松陰先生(二十一回猛士)の松下村塾にある掛け軸についても詳しく説明があり、大変勉強になりました。
三餘読書
「書を読むには、当に三餘を以てすべし。冬は歳の餘なり。夜は日の餘なり。陰雨は時の餘なり。(冬は1年の余り、夜は1日の余り、雨天は時間の余り)」 魏の薫遇
七生滅賊
「七生まで只同じ人間に生まれて、朝敵を滅ぼさやとこそ存じ候へ」
楠木正成
また佐久間象山の「省諐録(せいけんろく)」(自己の誤りを反省する記録の意)より、象山先生の人となりがわかる部分を抜き出されて説明してくださいました。
東南アジアの歴史的流れからみる日本の安保体制の意味合い
15時30分からは金森徹先生により、「安保体制の意味合い」と題して東南アジア地域の歴史的な流れとChinaの政治背景について発表がありました。
その後、浅田明孝先生より閉講挨拶がなされ、16時00分からは、餅まきと餅つきが行われました。
老若男女嬉々として拾い、つきたての餅をほおばりました。(拾うのに夢中で餅まきの写真はありません、、、。)
餅つきの様子
懇親会の様子
17時00分から、懇親会が始まりおいしい料理に舌鼓をうち、地酒でのどを潤し、一日の感想などを話し合い、笑い声の絶えない楽しいひと時を送らせていただきました。
19時に解散となり、一泊する方々は囲炉裏の前に集まり、炎を見ながら語り、飲み、と楽しい時を過ごされました。
朝の散歩
翌朝は朝の散歩で、高野山に続く旧道の説明や、地域の物語を聞きながら、お参りさせて頂きました。
ひんやりとした新鮮な空気のおいしかったこと!!
美味しい朝食
朝食も囲炉裏の前で、茶がゆ、昨夜じっくり焼いたさば、つけものに梅干し、すべてが本当においしくいただけました。(おかわりしました!)
まとめにかえて
今回の研修では、(株)進藤建設 進藤会長をはじめとする役員・社員の皆様に、大変お世話になりました。

本当に細かいところにまで気を配っていただき、自分にとっても非常に勉強になりました。ありがとうございました。
最後に、『致知』2015年今月号(11月号)「巻頭の言葉」執筆は、
「至誠は息む無し」 論語普及会学監 伊與田覺 先生
でした。
ここに、偶然ではない神妙不可思議な縁を感じていたのは内緒です。
記念撮影
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