3月例会は15日(金)第3金曜日、中央公会堂 第4会議室で開催予定です。
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2007年(平成19年)分 向野幾世先生 「ごめんなさいねおかあさん」の詩

過去を表す懐中時計 過去の木鶏通信
この記事は約5分で読めます。
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続けてきました過去の木鶏通信、残していた分が今回で最終です。
皆さんの記憶を刺激することに成功したでしょうか?

書記は当分(8−9年ほど)藤井氏で、その後に伊志嶺氏、濱本氏と続いていきます。
それでは見てみましょう!

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2007年 月刊誌「致知」木鶏通信 大阪木鶏クラブ分

1月号

致知2007年1月号表紙
2006年致知10月号木鶏通信大阪がばいばあちゃん

2月号

致知2007年2月号表紙
2006年11月号致知木鶏通信 成功の反対は何もしないこと

3月号

致知2007年3月号表紙
2006年12月致知木鶏通信

4月号

致知2007年4月号表紙
致知2007年木鶏通信1月 辰巳芳子我欲
管理人惜斎F
管理人惜斎F

辰巳芳子刀自とじと敬称「刀自とじ」を使っています。この表現を初めて見た・聞いたのは映画「大誘拐」でした。今思えば名優揃いの贅沢な映画でした。確か映画館に観に行きましたね〜。

岡本映画の常連俳優たちの快演、そして岡本映画に不可欠な佐藤勝の情感豊かな音楽などに支えられながら快活に綴られていく。そしてその中から醸し出されていくのは、国は人に一体何をもたらしたのかという、岡本映画ならではの反骨のメッセージであった。

5月号

致知2007年5月具表紙
致知2007年2月木鶏通信
管理人惜斎F
管理人惜斎F

人をコントールしようとしない、自分自身をコントールしよう。まだまだ自分をコントロールできませんね、、、。

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6月号

2007年6月号表紙
2007年3月大阪木鶏クラブ通信

7月号 姫路記念講演会の様子 「ごめんなさいねお母さん」

致知2007年7月号表紙
2007年4月木鶏通信大阪ごめんんさいねお母さんの詩
管理人惜斎F
管理人惜斎F

やっちゃんの詩ですね。母を思う脳性麻痺の息子。だんだん大きくなる自分の体を、おぶって移動してくれる母の姿に感謝した詩です。引用します、感じてください。

やっちゃんからお母さんへ
「ごめんなさいね おかあさん」 
ごめんなさいね おかあさん 
ぼくが生まれて ごめんなさい 
ぼくを背負う かあさんの 
細いうなじに ぼくはいう 
ぼくさえ 生まれなかったら 
かあさんの しらがもなかったろうね 
大きくなった このぼくを 
背負って 歩く悲しさも 
「かたわな子だね」とふりかえる 
つめたい視線に 泣くことも 
ぼくさえ 生まれなかったら 

これを聞いてのお母さんの詩
「私の息子よ ゆるしてね」
わたしのむすこよ ゆるしてね
このかあさんを ゆるしておくれ
お前が 脳性マヒと知ったとき
ああごめんなさいと 泣きました
いっぱいいっぱい 泣きました
いつまでたっても 歩けない
お前を背負って歩くとき
肩にくいこむ重さより
「歩きたかろうね」と 母心
“重くはない”と聞いている
あなたの心が せつなくて
わたしの息子よ ありがとう
ありがとう 息子よ
あなたのすがたを見守って
お母さんは 生きていく
悲しいまでの がんばりと
人をいたわるほほえみの
その笑顔で 生きている
脳性マヒの わが息子
そこに あなたがいるかぎり

それを受けてやっちゃん後半の詩
「ありがとう おかあさん」 
ありがとう おかあさん 
おかあさんが いるかぎり 
ぼくは生きていくのです 
脳性マヒを 生きていく 
やさしさこそが 大切で 
悲しさこそが 美しい 
そんな 人の生き方を 
教えてくれた おかあさん 
おかあさん 
あなたがそこに いるかぎり

15年間を精一杯生きた、脳性マヒ児の「いのちの詩」。母への感謝の気持ちを綴ったこの詩は、今でも多くの人に「生命の大切さ」を訴え続けています。
人間学を学ぶ月刊『致知(ちち)』の記事から中高生が読んで心の糧となるものを選び、編集した好評シリーズ。

8月号

致知2007年8月号表紙
致知木鶏通信2007年5月号

9月号

致知2007年9月号表紙
致知2007年6月木鶏通信
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10月号

致知2007年10月号表紙

11月号

致知2007年 11月号表紙
2007年致知木鶏クラブ通信

12月号

致知2007年12月号表紙
2007年9月致知木鶏通信 蟹は甲羅に似せて穴を掘る
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まとめ 2007年 大阪木鶏通信より 

ネコ+「致知」=ネコの妙術?

この2007年の白眉は、4月8日姫路で行われた記念講演会ですね。
新快速で姫路まで出かけたことを、昨日のことのように思い出します。

その講演で脳性麻痺の少年の詩が紹介され、感動と感激を受けたことも。

「外界と内部の世界が隔絶」と表現しましたが、内なる世界を外の世界に表現する手段が限られている、という意味合いです。
すんなりと伝わらない、そのもどかしさの中、時間をかけて詩にされた、やっちゃんと向野先生2人の呼吸と根気にも敬愛の念が湧きました。

谷崎潤一郎の「金と銀」を思い出していたのもいい思い出です。内面世界は非常に広く、限りなく、ただある。
この勘所かんどころを、今は亡き渡部昇一先生はプラトンの「イデア論」を紹介しながら説明されました。
今となればすべてが懐かしく感じられてしまいますね。
まさに青春でした!

「金と銀」「AとBの話」「友田と松永の話」を収める。天才は金、能才は銀、芸術的素質において金の青野と銀の大川。Aは善の、Bは悪の文学者。また友田と松永は西洋と東洋との対立として描かれ、常に芸術の高みをめざす人間の、内に省みて葛藤、照応する二重性に焦点をあてた作品三篇。

大阪木鶏クラブはまだまだ続いていきます!興味が出てくれば参加してみてくださいね!

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この記事を書いた人

管理人惜斎F
大阪木鶏クラブ会員・ブログ作成者です。過去の通信なども少しづつまとめていきたいですね。

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