10月例会は18日(金)第3金曜日、中央公会堂 第4会議室で開催予定です。
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2018年(平成30年)木鶏通信原稿より 〜The boys of summer

道を進む女性 過去の木鶏通信
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木鶏通信のカテゴリを作成したので、こちらでも「木鶏通信」の原稿を載せていきたいと思います。

2019年(平成31年)はこちら

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8月例会 

2018年9月号

八月の例会は十七日(金)、中之島中央公会堂にて開催しました。

先月に引続き『大学』の勉強会をしました。『大学』の要旨を捉えるとき、三綱領八条目の言葉を記憶していなければならないと言われています。

次に今月の特集「内発力」から特に印象に残った記事に『協生農法の挑戦』が取上げられました。

土を耕さず、無肥料、無農薬でいて雑草や虫を耕作の「仲間」に取入れ、従来の農法とは全く異なった発想で耕作する農業を生み出しています。

既存の土地の様々な生態系を壊さずむしろ味方にしてその生き物たちの力を借りるこの協生農法の拡がりは、自然破壊や食品からくる健康不安、更には地球規模で広がる砂漠化の解決に大きな一石を投じるものと思われます。

次に、新保祐司氏の『明治人の気骨が教えるもの』から、明治人の気骨の基盤は何によって培われたかを尋ねるとき、古典から学ぶ姿勢にその源流があります。その学びのうねりが若人に拡がりつつあります。

当クラブは、上は九十歳余、下は二十七歳の常に十五人前後の集いです。

(記・濱本宏)

松岡照子先生の大学講義はこちら>>平成30年(2018年)8月例会 大学講義Ⅲ

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9月例会

2018致知10月号

九月の例会は二十一日(金)、中之島中央公会堂にて開催しました。

先月に引き続き『大学』の勉強会をしました。講義もいよいよ核心にせまってきました。

次に今月の特集『人生の法則』から、前野隆司氏が導き出した幸せの四つの法則の因子は、混沌とした現代社会が抱える不安に今の若者たちに確かな光を差し示すものと思われます。

また大塚笑子さんの推進する四つの原則に基づいた「朝の読書」の実践は、一人一人の生徒にとって、それを続けることから得る確固たる達成感と自己肯定に繫がります。そして読書を通じての自己との静かなる対面は、様々な辛さや困難を乗り越える力が産み出されます。子供たちのみならずこの二つの因子、原則は我々にも教訓として学ぶべきことであるという声がありました。

次に「時流を読む」から、京都大学名誉教授中西輝政氏の国際情勢を捉える視点は、今まで以上に緻密で厳格な分析であり心して読まなければいけないという感想が述べられました。      

(記・濱本宏)

松岡照子先生の古典講義はこちら>>平成30年(2018年)9月例会 「大学」講義Ⅳ

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10月例会

201811月号表紙

「致知」愛読者の会大阪木鶏クラブ10月例会は、19日(金)中之島「中央公会堂」において開催されました。

 はじめの寺尾代表世話人の挨拶では、致知40周年記念大会に出席されたときの感激を語られました。山中教授の学者としての気概や、学生指導で学ばれた人間の成長についての考察など、興味深い内容を我々に報告していただきました。

その後、松岡照子先生の「大学」古典講義となり、朱子学と陽明学の違いについて詳しく語っていただきました。講義内容はこちら>>平成30年10月例会古典講義「大学」Ⅴ

 「致知」11月号読後感では、まず曽野綾子先生の「運鈍根」について感想が集まりました。「結果を出している人の華やかさばかりに注目しがちだが、泥臭いことをずっと積み重ねておられるのが特徴だ」と発表がありました。渋沢栄一の孫の鮫島純子女史の記事からは、「感謝」することの大切さと、歳を重ねられても美しくおられる姿に、驚嘆の声が上がりました。

また、発酵食品で体調不良を改善された粟生隆子さんの「循環」思想に深く感銘を受けた、この循環という点に着目されたのは非常に深い思索である、と感想がありました。

 日々の実践報告では成田氏の、知り合いが勤めている高校での講演活動が5年目を迎えたことや、毎年毎年、生徒の気質が違うことを紹介されました。社会に出る前の高校生が、疑問に思うことについて考える良いきっかけを与えられたら、と思いながらの5年間を語られました。

 小出氏からは、比叡山での活動で出会った、『「頑張れ」ではなく「気張れ」』という言葉について、そこから得た考察「人のために尽くす」という命題に真摯に取り組んでいきたい旨、発表がありました。

今回も盛り沢山な内容であっという間の2時間が過ぎました。致知を読んでの感想を語り合いたい、古典を学んでみたい(現在「大学』を勉強しています)方、時間が合えばぜひとも参加してみてください。

次回、11月例会は会場が変わります。会員の会社の会議室をお借りしての活動となりますので、新規参加を予定されている方は代表世話人、もしくはお問い合わせページからご連絡お待ちしています。

(記・藤井学)

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11月例会

2018年12月号致知表紙

大阪木鶏クラブ11月例会は、16日(金)にN会員の会社会議室をお借りして開催されました。

会長挨拶の後、松岡照子先生による古典講義「大学」に続きました。古典は知識を入れることが目的ではなく、日常に落とし込み実践につなげるヒントに使うことが大切であることを語られました。
講義録はこちら>>平成30年11月例会・古典講義「大学」Ⅵ

 『致知』12月号読後感では、特集と古典講義が密接に絡まり、非常に有意義であったと会員から感想が上がりました。

 「中江藤樹と本居宣長に学ぶ」からは、藤樹先生が中国の古典をそのまま日本に輸入したのではなく、「日本化」したことに深い感激を得たと感想がありました。いちばん大切なことは「明徳」である。人間の内側にある美しい心を発揮させることこそが真の学問ですよ、ということ。いま「大学」を講義していただいているので、われわれに素直に届きました。難しい言葉で分析するのではなく、「体認」することが生きる上で重要なんだよ、ということです。

 東京理科大学の藤嶋栄誉教授の研究を続ける中で「古典」にヒントを得たこと、そして私財を投じて若い世代に読書の機会を与えられていることから、古典を活かすことの重要性を再確認できました、と発表されました。また、村上教授の根気のある研究からは、年をとってもチャレンジを忘れないで日々精進していきたいと前向きな意志表明が挙がりました。

 今回の特集「古典力入門」からは、古典は知識の蓄積が目的ではないことが繰り返し語られました。ここが非常に大切であり、われわれが誤解してしまう点だと感じました。どうしても語義解釈が目的となりがちになってしまいますので、そこで止まっては意味が無いこと、日常に活かすことが目的なんだよ、ということを意識しなければと肝に銘じました。

次回、忘年会となりますが本年・平成30年、最後の木鶏クラブです。12月14日(第二金曜日)開催となります。

通常は第3金曜日なので、お間違えの無いようよろしくお願いします。場所は、中之島「中央公会堂」となります。

(記・藤井学)

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12月例会

平成31年2019致知1月号

大阪木鶏クラブ12月例会は14日(金)、大阪中之島のイベント「光のルネサンス」で、見事に照らされた中央公会堂にて開催されました。

中之島中央公会堂ライトアップ

 平成30年最後の例会なので、久しぶりに見る顔もあり賑やかな会となりました。会長挨拶の後、松岡照子先生の古典講義「大学」へと移りました。新たな参加者のために基本三綱領から解説していただき、徐々につながりができてきた感がします。「己事究明」の重要性を繰り返し語られます。(古典講義「大学」Ⅶ 平成30年12月例会)。

その後、「致知」1月号読後感に移りました。

特集「国家百年の計」では、現在日本が抱える問題についてどのように克服していくかが議論の的になりました。ペマ・ギャルボ氏の中国脅威論は今現在進行中の出来事なので、危機に対して敏感になる必要があることを確信しました。
 その中で、「母国語を大事にする」ことを国家防衛の基本に上げておられるのは非常に素晴らしい視点であると感じました。藤井・大石氏の対談「日本の未来は国土強靭化にあり」では、いかに国土を強くするかについて、現在日本が抱えている問題点が明るみになりました。特に「民営化」でインフラが整備されなくなる事実に危機を感じました。
 また、日本人は歴史を学び自信を持つべきである、とする中西教授と櫻井女史との対談「日本の進むべき道」からは、今、本当に日本に必要な見識が与えられました。
 そして、質の高い日本語の教育が次代の日本人を育んでいく、との斎藤教授の「日本の国語教育はかくあれ」とつながり将来に光が少し見えました。

 鈴木先生の「人生を照らす言葉」からは、常にそこにある「恵み」を見抜く目を持つ大切さ。そうすれば感謝に満ちた日々が、我々の周りに溢れていることに気づくという大切な視点を学びました。

今年平成30年最終の木鶏クラブでした。新たな会員も増え、ともに勉強する仲間がドンドン増えてきました。
毎回の参加はなかなか難しいけれど、、、とお考えの方も、年に一度参加される会員もおられますので、興味があればぜひ覗いてみてください。

来年1月は、予約の関係で、また第2金曜日となっています。お間違えないようにお願いします。

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次回予定


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この記事を書いた人

管理人惜斎F
大阪木鶏クラブ会員・ブログ作成者です。過去の通信なども少しづつまとめていきたいですね。

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