11月例会は17日(金)第3金曜日、中央公会堂 第一会議室で開催予定です。
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「致知」読者会【大阪木鶏クラブ】2017年(平成29年)9月例会

京都の神社のやね平成29年(2017)
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2017年9月15日(金)は、月刊誌「致知」読者会 大阪木鶏クラブでした。

当日は久しぶりに18時30分前に到着でき、みなでいろいろな話ができました。

京都で9日に行われた、愛読者の集いに参加された方々から感想がどんどんと湧き出て、素晴らしい講演会の様子が垣間見られました。

以前書いた他ブログの記事をこちらのブログに移しています。(現在作業中)。
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木鶏クラブ例会の様子 2017年(平成29年)9月

その講演会の感動も覚めやらぬなか大阪木鶏クラブ開講となり、会長挨拶のあと、「修身教授録」輪読に移りました。

基本、輪読している書物の感想を発表した後、致知最新号の読後感を話し合います。自分の1ヶ月の生活の中で学ばれたことや、気づかれたこともどんどん発表してもらっても構いません!

他の人にとっては新鮮な学びのタネや問題解決のヒントが混じっているかもしれませんからね。

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修身教授録の輪読から

学者にあらず、宗教家にあらず、はたまた教育者にあらず、 ただ宿縁に導かれて、国民教育者の友として この世の『生』を終えむ

第17講質問の途中から第18講 忍耐 、第19講 自習の人 途中まで(p400 l5)進みました。

「忍耐」の意味合いについて、「隠忍」することが大切だと丁寧に述べられていました。そしてその「忍」の目標とするレベルを、石田梅岩先生の「心学全集」より引用され、

忍は忍なきに至ってよしとす

を理想とされていました。「我慢する」などの意識がなくなって、何でもないあたりまえののこととなるのを理想とするわけですね。

また、小学生に修身を教えるにあたってのアドバイスで、「教科書を読むだけではだめで、自分の【心の闇】が照らし出されるところまで行かなくてはならない」、と述べられているところに手厚い教育だなあ、と感じ入りました。

第19講「自修の人」では、教室で勉強するのは当然として真の実力は、教室以外の生活で作られる、と述べておられました。

こういったアドバイスも若者だけでなく、壮年も学び直すきっかけになりますね。

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「致知」の読後感へ

致知読後感では、皆時間が足りない様子で、各々の感動と感激を発表されました。

私は以下の部分をメインに発表しました。

p13 小川宮大工の発言より

京都の神社のやね

良い建物を立てる前に、よい刃物を持たなくてはならない。毎日、仕事から帰って刃物を研いでおけば仕事が面白くなってくる」アドバイスは「刃物の手入れをしておきなさい」

非常に簡単なアドバイスであるが、これ以上のアドバイスはないであろう。

p16 素直であることの強み

何かの問題に直面しても、素直にものを見ていくことで解決できることがあります。

なかなか「あるがままに」観察することは難しい。どうしてもその時々の感情に流されてしまう。イラつき、不安、恐怖などなど。その感情に引きづられ、物語が頭のなかで始まっていく。

管理人惜斎F
管理人惜斎F

「素直」ということばには、今まで感じていた「素直に」従うといった意味のみでなく、絶対的自主性に則った意思に従い観察するという選択をし続けるということと、弱者としての判断ではなく、すべてのものを受容する存在の無限の豊かさに裏打ちされた力強さが横たわっていると感じました。

“最後の宮大工”西岡常一が木と人の育て方を語る〈天〉の巻。三度追い返されながらも遂に西岡の唯一の内弟子となり、夢を実現させた小川三夫が、宮大工の未来を語る〈地〉の巻。さらに小川が主宰する鵤工舎の若者19人へのインタビュー〈人〉の巻

p23 バレリーナ 吉田都さんの発言より

月夜に踊るバレリーナ

「自分にとって辛く苦しいこと、思い通りに行かないことがおこっても、そこでヤケになったりせず自分にできることをコツコツやっていくと、いいつしか道は開けていくものだと思います」

「大きな目標を立てることも大切だろうと思うんですが、それよりもやっぱり目の前にある自分がやるべきことを一つ一つ積み重ねていくことが大切なのではないでしょうか」

「初めてのお客様がいる、演者も初めての気持ちで舞台に立ってくれ」

「陰口などシャットアウトして自分のやるべきことを、しっかりとイメージして本番にのぞむ」

N会員は吉田都さんの昔からのファンで、彼女の周りは華やかさがあり、彼女の踊りは周りに重力を感じさせないだけの技術があり素晴らしい、と熱気を帯びて説明して頂きました。

ざっと前半部のみですが、以上の点を中心に発表しました。

皆さん共通することは、難解な言葉で表現されず、簡潔な、一見大したことではないと見過ごされそうな基本のことを、大切に積み上げてこられている、と感じました。

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桜井・羽生両氏の対談

桜井・羽生両氏の対談もみなさん感じ入った点が多々あった様子で、発表が終わらない、時間いっぱいまで発言が続きました。

「自分にできることを常に精一杯やっていくしかないと思います。結果はどうなるかわからないですけど、その時、その時に自分なりのベストをつくすこと。それでどうにもならないこともありますが、その時はまた、その起こった出来事に対応していく。そういうことが大事ではないでしょうか。」 p74 羽生善治

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まとめ

こんな感じで進んでいきます。何を発言してもいいので特に緊張もなく自分の感激したところを発表することができますよ!

一人で読んで学ぶことも大切ですけれど、同じ雑誌を読む仲間と感想や、自分と違った記事に学びを得た人との話は、切り口一つをとっても非常に勉強になります。

お近くに木鶏クラブが開催されてれば、ぜひ参加してみて下さいね。

学者にあらず、宗教家にあらず、はたまた教育者にあらず、 ただ宿縁に導かれて、国民教育者の友として この世の『生』を終えむ

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この記事を書いた人

管理人惜斎F
大阪木鶏クラブ会員・ブログ作成者です。過去の通信なども少しづつまとめていきたいですね。

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